太田市議会 > 2001-03-22 >
旧太田市 平成13年 3月定例会−03月22日-06号

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  1. 太田市議会 2001-03-22
    旧太田市 平成13年 3月定例会−03月22日-06号


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    旧太田市 平成13年 3月定例会−03月22日-06号旧太田市 平成13年 3月定例会        平成13年3月太田市議会定例会会議録(第6日) 平成13年3月22日(木曜日) 1 出席議員 26名         1番  荒 井 昭 男         2番  井 野 文 人         3番  市 川 隆 康         4番  山 田 隆 史         5番  鈴 木 信 昭         6番  深 澤 直 久         8番  小 林 人 志         9番  石 川   宏        10番  竹 内 和 代        11番  高 橋 美 博        13番  斉 藤 幸 拓        14番  伊 藤   薫        15番  武 藤   泰        16番  半 田   栄        17番  白 石 さと子        18番  岡 島 喜 男        19番  尾 内 謙 一        20番  濱 田 光 雄        21番  小 林 耕 作        22番  上 村 信 行        23番  佐 藤 孝 夫        24番  中 島 貞 夫        25番  長谷井   稔        26番  野 村 忠次郎        27番  茂 木 義 市        28番  川 岸 富 男 1 欠席議員 1名
            7番  荻 原 一 雄 1 説明のため出席した者    市長       清 水 聖 義    収入役      戸 塚 清 治    教育長      正 田 喜 久    水道事業管理者  武 蔵 一 雄    企画部長     船 山 佳 之    総務部長     多 田 雄 吉    市民生活部長   野 口 政 嘉    健康福祉部長   金 谷 泰一郎    産業環境部長   高 橋 正 孝    都市づくり部長  松 島 健 三    水道局長     小 暮 雅 史    教育部長     樋 口   悟    監査委員事務局長 植 木 浩 之    企画部副部長   浅 海 崇 夫    総務部副部長   石 原 康 男    総務課長     橋 本 克 彦 1 事務局職員出席者    事務局長     松 本   章    事務局参事    天 笠   彰    総務課長補佐   玉 置 哲 夫    議事課長補佐   塚 越   隆    議事課主任    中 澤 文 孝           議 事 日 程(第6号)                                平成13年3月22日午後1時開議                                太田市議会議長  佐 藤 孝 夫 第 1 議案第 1号 太田市特別職の職員の報酬、費用弁償等に関する条例────────────┐            の一部改正について                           │     議案第 2号 太田市職員の特殊勤務手当に関する条例の全部改正に   (総企委審査報告)│            ついて                                 │     議案第 3号 太田市事務分掌条例の一部改正について──────────────────┘ 第 2 議案第 4号 太田市運動公園競技施設管理条例の一部改正について────────────┐     議案第 5号 太田市民会館駐車場の設置及び管理に関する条例の制            │            定について                               │     議案第 6号 太田市老人福祉センター設置条例の一部改正について            │     議案第 7号 太田市国民健康保険税条例の一部改正について      (厚文委審査報告)│     議案第 8号 太田市立商業高等学校設置条例の一部改正について             │     議案第 9号 太田市立商業高等学校授業料等徴収に関する条例の            │            一部改正について                            │     議案第10号 太田市保育児童委託及び費用徴収条例の一部改正につ            │            いて──────────────────────────────────┘ 第 3 議案第11号 太田市下水道事業等地方公営企業法の一部を適用す────────────┐            る条例の制定について                          │     議案第12号 太田市農業集落排水事業の設置に関する条例の一部改            │            正について                               │     議案第13号 太田市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する   (産環委審査報告)│            条例の一部改正について                         │     議案第14号 太田市公共下水道事業の設置に関する条例の一部改正            │            について                                │     議案第15号 太田市公共下水道条例の一部改正について                 │     議案第16号 太田市環境基本条例の制定について────────────────────┘ 第 4 議案第17号 太田市手数料条例の一部改正について───────────────────┐     議案第18号 太田市都市公園条例の一部改正について                  │     議案第19号 太田市営住宅設置条例の一部改正について        (都建委審査報告)│     議案第20号 太田市水道料金審議会条例の制定について                 │     議案第23号 市道路線の廃止及び認定について─────────────────────┘ 第 5 議案第22号 財産の取得について──────────────────(都建委審査報告) 第 6 議案第21号 太田市まちかど美術館の設置及び管理に関する条例の            制定について───────────────────(太田駅特委審査報告) 第 7 議案第32号 平成13年度太田市一般会計予算─────────────────────┐     議案第33号 平成13年度太田市国民健康保険特別会計予算               │     議案第34号 平成13年度太田市競輪特別会計予算                   │     議案第35号 平成13年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算            │     議案第36号 平成13年度太田市老人保健特別会計予算       (予算特委審査報告)│     議案第37号 平成13年度太田市八王子山墓園特別会計予算               │     議案第38号 平成13年度太田市介護保険特別会計予算                 │     議案第39号 平成13年度太田市水道事業会計予算                   │     議案第40号 平成13年度太田市下水道事業等会計予算─────────────────┘ 第 8 請願第16号 太田市における小・中学校教科書採択制度の改善につ            いて─────────────────────────(厚文委審査報告) 第 9 請願第17号 高齢者及び障害者の雇用促進を求める意見書の提出に            ついて────────────────────────(産環委審査報告) 第10 議案第42号 財産の取得について 第11 議会議案第1号 太田市議会政務調査費の交付に関する条例の制定について 第12 議会議案第2号 高齢者及び障害者の雇用促進を求める意見書 第13 国際友好親善派遣について 第14 閉会中継続審査の件 第15 特別委員会継続調査の件 第16 特定事件の閉会中継続調査の付託           本日の会議に付した事件 議事日程に同じ      ◎ 開     議                                      午後1時開議 ○議長(佐藤孝夫) これより本日の会議を開きます。      ◎ 諸 般 報 告 ○議長(佐藤孝夫) 議事に入る前に、事務局長より諸般の報告をいたさせます。 ◎事務局長(松本章) ご報告申し上げます。  監査委員からの報告でございますが、本定例会開会後、議長あてに報告がございましたのは、健康福祉部の定期監査及び1月分の例月出納検査結果報告でございます。  以上のことにつきましては、その都度、写しを配付してございますので、ご了承いただきたいと思います。  次に、告示日後に、受理した陳情は1件でございます。内容につきましては、お手元に配付の文書表のとおりであります。 ○議長(佐藤孝夫) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。  日程に入ります。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。  平成13年3月8日
                                 総務企画常任委員長  白 石 さと子 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 ┌──────┬────────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │        件              名        │議決の結果│ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第 1号│太田市特別職の職員の報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正につい│ 原案可決 │ │      │て                               │     │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第 2号│太田市職員の特殊勤務手当に関する条例の全部改正について     │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第 3号│太田市事務分掌条例の一部改正について              │ 原案可決 │ └──────┴────────────────────────────────┴─────┘ ○議長(佐藤孝夫) 日程第1、議案第1号から第3号までの3案を一括議題といたします。  3案は総務企画委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに白石さと子委員長から報告を求めます。 ◎総務企画常任委員長(白石さと子) ご指名によりまして、総務企画委員長報告を申し上げます。  去る3月2日に本委員会に付託されました議案第1号から議案第3号までの3議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、3月8日に委員と執行者の出席のもとに委員会を開催いたしました。提案理由及び議案の内容につきましては、2月27日の本会議において説明を受けましたが、委員会で改めて説明を受けて審査を行ったものであります。  最初に、議案第1号 太田市特別職の職員の報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についてでありますが、委員から薬剤師の職務で学校給食施設衛生検査やプールの水質検査は、どのように行われているのかとの質疑があり、このことについては薬剤師は各学校に1名ずつ配置しており、給食器具等について基準に基づき、薬剤師の資格の中で適正に衛生管理されているかを管理し、プールについては大腸菌等の基準値があり、それに基づき検査をしているとのことであります。また、学校医は延べ日数で、どの程度学校で活動しているのか、また学校医等の報酬額について、群馬県及び県内各市の状況についての質疑があり、このことについては学校医の活動日数は児童生徒数によって異なり、おおむね10日から2週間程度で、定期的、または学校の要請によるものであるとのことであります。また、学校医等の報酬額の群馬県、県内各市の状況についての説明があり、本市は県の水準に合わせているとのことであります。委員から、今後の改正時においても、県及び県内各市の状況等について配慮されるよう要望がありました。採決の結果、賛成全員により、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第2号 太田市職員の特殊勤務手当に関する条例の全部改正についてでありますが、委員から、本市職員の他市職員と比べての働きぶりのこと、改正の経過と他市の状況、職員組合との協議の経過及び特殊勤務手当の全体の支給額と今回の改正で、どの程度減額になるのか等について質疑がありました。このことについては、本市の職員はすばらしく他市の職員に比べ高く評価をしている。また、平成4年4月に改定して以来、現在の金額になっているが、他市の状況、職員全体のバランス等を考慮して今回の改正になったもので、特殊勤務手当は各市において種類、金額がまちまちであるが、傾向的には本市は標準的であること。また、職員組合とは1年以上にわたり協議する中で合意を得たとのことです。そして、現在支出されている特殊勤務手当は3,500万円程度で、今回の改正で500万円から600万円程度が減額になるとのことであります。委員から、本市の職員は他市の職員に比べ頑張っており、職務に対しての励みとなるものにするためにも一律に引き下げるのではなく、著しく特殊な勤務に対しては逆に引き上げる手当があってもよいのではないのか等の意見があり、今後の改正時には、これらのことを十分考慮して改正されたいとの強い要望がありました。採決の結果、賛成全員により、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、議案第3号 太田市事務分掌条例の一部改正についてでありますが、委員から組織が細分化され、スポーツを例に挙げれば市長室のスポーツ課、スポーツ振興事業団スポーツ事業課行政管理公社の運動施設係があり、市民にとってはとてもわかりにくいとの質疑があり、このことについてはスポーツ課の事務は運動公園内のスポーツ振興事業団で行い、施設整備については行政管理公社に移すとのこと、市民に対しては広報紙等で周知していくとのことであります。また、行政管理公社と市長室長の配置先についての質疑があり、このことについては行政管理公社は11階の監査事務局の隣に、市長室長は秘書課にそれぞれ配置するとのことであります。採決の結果、賛成全員により、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました3議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 議事の都合により討論、採決を分けて行います。  最初に、議案第1号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第2号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第3号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(佐藤孝夫) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。  平成13年3月8日                              厚生文教常任委員長  小 林 耕 作 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 ┌──────┬────────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │        件              名        │議決の結果│ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第 4号│太田市運動公園競技施設管理条例の一部改正について        │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第 5号│太田市民会館駐車場の設置及び管理に関する条例の制定について   │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第 6号│太田市老人福祉センター設置条例の一部改正について        │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第 7号│太田市国民健康保険税条例の一部改正について           │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第 8号│太田市立商業高等学校設置条例の一部改正について         │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第 9号│太田市立商業高等学校授業料等徴収に関する条例の一部改正について│ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第10号│太田市保育児童委託及び費用徴収条例の一部改正について      │ 原案可決 │
    └──────┴────────────────────────────────┴─────┘ ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第2、議案第4号から第10号までの7案を一括議題といたします。  7案は厚生文教委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに小林耕作委員長から報告を求めます。 ◎厚生文教常任委員長(小林耕作) ご指名によりまして、厚生文教委員長報告を申し上げます。  去る、3月2日、本委員会に付託されました7議案につきまして、審査の経過と結果のご報告を申し上げます。本委員会は、8日に委員全員と執行者出席のもと、委員会を開催し、執行者から詳細に説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。  最初に、議案第4号 太田市運動公園競技施設管理条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、運動公園内のサブグラウンドに夜間照明を設置したことに伴い、利用者から照明料を徴収するため条例の一部を改正するものであります。委員からの主な質疑を申し上げますと、サブグラウンド自体の使用料は幾らなのかとの質疑に対しましては、無料であるとのことであります。採決の結果、本案は賛成全員により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第5号 太田市民会館駐車場の設置及び管理に関する条例の制定についてご報告申し上げます。本案は、市民会館利用者以外の駐車に対し、有料化を実施するため条例の制定を行うものであります。委員からの主な質疑を申し上げますと、不法及び放置車両の強制撤去について、条例ではどこに該当するのかとの質疑に対しましては、警察と協議したが、看板等で表示して一定期間経過措置すれば撤去できるということで、あえて条文化していないとのことであります。また、第4条で供用の中止が行われる場合、事前の周知はするのかとの質疑に対しましては、周知期間を設けて、利用者が不便にならないようにしたいとのことであります。また、特別駐車券の発行はどのような者を対象にして、更新はあるのかとの質疑に対しましては、食堂への納入業者を対象にして期間も期限をつけて発行したいとのことであります。さらに、イベント時の駐車台数のこと、公用車等の対応のこと、市民会館利用者と一般の方との識別のこと、収入見込みのことなどの質疑のほか、特別駐車券の利用に対して不正が起こらないよう、また有料化によって利用者に迷惑がかからないよう対応をお願いしたいとの要望がなされました。採決の結果、本案は賛成全員により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第6号 太田市老人福祉センター設置条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、市内4番目の老人福祉センターが開設されることに伴い、条例の一部を改正するものであります。委員からは特に質疑もなく、採決の結果、本案は賛成全員により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第7号 太田市国民健康保険税条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、国民健康保険財政の健全化と被保険者間の税負担の公平化を図るため、条例の一部を改正するものであります。委員からの主な質疑を申し上げますと、今回の引き上げは応益割が上がるということで低所得者層を直撃するが、総括質疑での市長答弁のとおり、1,000円でも納入できる金額をおさめてもらうという理解でいいのかとの質疑に対しましては、収納率を上げたいという考え方もあるので全額払うことが基本だが、事情を踏まえて弾力的に対応したいとのことであります。その他、11市の調定額のことなど多くの質疑がなされました。また、国民健康保険税については国庫補助が減らされ、地方財政も圧迫されており、議会・執行者合わせて破綻することのないよう国に要請していくべきであり、今回の改正は受け入れられないとの意見がありました。採決の結果、本案は賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第8号 太田市立商業高等学校設置条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、平成14年度入学生から「情報処理科」を新学習指導要領による「情報科」に学科転換し、時代の要請にこたえられる情報教育を行うため条例の一部を改正するものであります。委員からの主な質疑を申し上げますと、就職の達成比率と今回の情報科設置についての質疑に対しましては、今までの情報処理科は範囲が狭く、商業と工業にしか設置されていなかったが、太田市では時代を先取りしてより専門性の高い授業を行うことで就職にも大きく跳ね返るものと期待しているとのことであります。その他、就職・進学状況のことなど質疑がなされました。採決の結果、本案は賛成全員により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第9号 太田市立商業高等学校授業料等徴収に関する条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、県立高校の授業料等の改正にあわせて、商業高等学校の授業料等の改正を行うため条例の一部を改正するものであります。委員からの主な質疑を申し上げますと、県が授業料を上げるので市も値上げするのかとの質疑に対しましては、より充実した授業を行うため値上げを検討していたところ、県の値上げがあり同一歩調をとったとのことであります。その他、今後の授業料と独自施策との関係のことなど質疑がなされ、また授業料改定額が少額であり、現行どおりでいいのではとの意見がありました。採決の結果、本案は賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第10号 太田市保育児童委託及び費用徴収条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、国の保育料改正に伴い市も国に準じて改正を行い、実質的な保育料の軽減を図るため条例の一部を改正するものであります。委員からは特に質疑もなく、採決の結果、本案は賛成全員により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました7議案につきましてご報告を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 議事の都合により討論、採決を分けて行います。  最初に、議案第4号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第5号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第6号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討     論 ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第7号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、10番竹内和代議員。 ◆10番(竹内和代) 日本共産党太田市議団の竹内でございます。議案第7号 太田市国民健康保険税条例の一部を改正する議案に、反対する立場からの討論を行います。  本議案の提案理由は、国民健康保険財政の健全化と被保険者間の税負担の公平化を図るために、国民健康保険税条例の一部を改正するとして、国保の基礎課税額、医療分を9.44%、介護保険の2号被保険者で国保加入者の介護納付金を14.11%、それぞれ引き上げようというものです。医療費については、所得割が現行8%を8.2%に引き上げ、資産割は現行46%を40%に引き下げ、均等割は現行1万2,000円を1万9,000円に、平等割は1万4,000円を2万円にそれぞれ引き上げるもので、低所得者層を直撃するものであります。今回の改定は、不況などを反映して収納率が低下していること、介護保険にかなり移行するものと想定されていた老人医療費が、利用料の負担の重さなどが原因して思うように進まず、保険給付費や老人保健拠出金が増大しているためです。欠陥だらけの介護保険制度も影響したものといえます。また、応能・応益割合を5割・5割に近づけるよう求める国の指導にこたえて、応益割分である均等割、平等割の負担を重くしたものになっております。固定資産がない場合、応益分だけでも4人家族の場合で計算しても年額3万4,000円の増税になります。  国保は、もともと被用者保険に加入していない農業従事者、零細な自営業者、無職の人などを対象にした医療保険制度ですから、病気で退職を余儀なくした人、高齢者の加入者が多い保険で、どちらかといえば病気にかかりやすく、低所得者が多い保険制度になるのは否めません。ですから、社会保障の性格も鮮明にした保険制度なのです。ところが、保険給付費の国庫補助の切り下げに続き、国が10分の10負担だった事務費、人件費分が廃止され一般財源化、助産費補助金や葬祭費補助も交付税措置にされてしまいました。そして、この間、高額療養費の規定額も引き上げられるなど、国の負担を切り詰め、被保険者や市町村負担を重くしてきたのです。その結果、保険税を払えなくなる人が続出し、収納率が低下してきています。滞納者への資格者証の発行が急増し、医者にかかれない病人が増えています。国の悪政のもとで、また不況で苦しんでいる住民の福祉や健康を守ることは自治体の重要な役割です。住民のほとんどがやがて到達する可能性のある国保会計への繰り入れは、市民の目線で見ても矛盾のないものだと思います。リスクのある開発費や第三セクターへの支出を一部振り向ければ、増税をしなくても済みます。  次に、国保の2号被保険者の介護納付金は医療分と合わせて徴収されているわけですが、そのため国保税の負担をさらに重くしております。介護保険にかかる費用も、50%は保険料で賄うこととされております。そして、この50%のうちの33%を平年度化して2号被保険者から徴収するということですから、給付費が増えれば介護サービスを受けていないのに2号被保険者の税率引き上げが毎年のように行われる可能性があります。これでは、ますます払えない市民を増やすだけで、ただでさえ厳しい状況に立たされている国保運営そのものに大きな影響を与えることは間違いありません。しかも、介護保険はサービスを受けられる対象年齢になっても、介護認定されても利用料の負担が重くてサービスを辞退、あるいは減らして受けている実態から見ても、従来の措置制度で行われていた老人福祉より大きく後退したものとなっており、欠陥だらけであることは明らかではないでしょうか。医療も、介護も、滞納者に対する厳しい厳罰だけを強め、根本的な改善を放置したまま国民・市民にしわ寄せを強めるやり方には納得がいきません。国保制度及び介護制度に対する国の負担を減らした分をもとに戻して、充実させることを求めるとともに、当面、一般会計からの繰り出しで増税をストップして、市民の生活を守ること。検診の受診率を高め、保健活動の推進を切望いたしまして私の反対討論とさせていただきます。 ○議長(佐藤孝夫) 次に、24番中島貞夫議員。 ◆24番(中島貞夫) 議案第7号 太田市国民健康保険税条例の一部改正について、賛成の立場から討論をさせていただきます。  平成13年度における太田市国民健康保険税の改正については、医療分が9.44%、40歳から64歳までの人が対象の介護保険料分が14.11%の引き上げとなっています。太田市国民健康保険の健全財政が保たれていれば、このような改正をする必要がないわけでありますが、今回の税率改正はやむを得ない改正と私は考えています。ただし、今回の税率改正の中で応能・応益割の改正も行いましたが、こうした税の平準化は今後も図らなければならないと私は思います。まず、医療分、すなわち基礎課税額の改正ですが、引き上げの改正には次のような背景が考えられると思います。平成11年度決算では約6,570万円の黒字決算でしたが、これは国保の基金を約1億2,000万円取り崩して国保財政の歳入としたためであります。実質的には約5,500万円の赤字でした。基金を取り崩したことにより、国保の預金はすべてなくなりました。また、国保の医療費は毎年増加の一途をたどっています。平成12年度の医療費は、最終的には5%ほどの増加を見込まなければなりません。5%の医療費の増加というと、国保の医療費が年間約57億円ですから、約2億8,500万円の増加となりますが、これからの国の補助金などを差し引くと実質的には1億3,000万円から1億5,000万円の増加となります。こうした医療費の増加は、平成13年度以降も続くことが想定されているわけです。  次の要因として、国保加入の老人医療費分としての老人保健医療費拠出金の増加が挙げられます。老人保健医療費拠出金は、平成12年度に介護保険制度が開始され、今年は従来の老人医療費の一部が介護保険で適用されるため減少しましたが、平成13年度は平成12年度に比べ約1億円増加する見込みとなっています。また、もう一つの要因と考えられるのが国保税の滞納で、国保財政を圧迫しています。平成11年度の収納率が86.4%、平成12年度はこの収納率を維持するのは非常に厳しい状況になっています。応能・応益割額の改正につきましては、地方税法では応能割50%、対応益割50%と定めておりますが、国・県においては急激な改正は無理があるので、50%対50%に近づくように当面は応能割65%、対応益割35%を目指すように指導されているところです。太田市においては、平成12年度当初、一般被保険者分の応益割が23.91%で、11市の中で最も低くなっています。こうしたことから、今回の改正で一般・退職被保険者を含め、応益割を31.70%にしようとしたものであります。応益割の引き上げは、低所得者にとって負担増となりますが、低所得者に対しては6割、または4割の応益割の軽減措置がとられています。平成12年度当初、太田市においては約25%の世帯が該当し、軽減額は約1億1,000万円となっています。中間所得者層にしわ寄せをされている保険税負担を公平化する効果を持つ応益割の引き上げは、十分合理性のある措置と考えることができます。  このように、太田市国民健康保険の健全運営を図るには、今回の改正はやむを得ない改正であると私は思います。したがいまして、国民健康保険が被保険者の相互扶助の精神に立脚する社会保障制度である以上、負担の公平を確保することは当然のことだと思います。したがって、今後の太田市国民健康保険の適切な運営を要望して、私の賛成討論といたします。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(佐藤孝夫) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(佐藤孝夫) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第8号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
         ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第9号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(佐藤孝夫) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第10号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。  平成13年3月9日                              産業環境常任委員長  石 川   宏 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 ┌──────┬────────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │        件              名        │議決の結果│ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第11号│太田市下水道事業等地方公営企業法の一部を適用する条例の制定につ│ 原案可決 │ │      │いて                              │     │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第12号│太田市農業集落排水事業の設置に関する条例の一部改正について   │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第13号│太田市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正に│ 原案可決 │ │      │ついて                             │     │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第14号│太田市公共下水道事業の設置に関する条例の一部改正について    │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第15号│太田市公共下水道条例の一部改正について             │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第16号│太田市環境基本条例の制定について                │ 原案可決 │ └──────┴────────────────────────────────┴─────┘ ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第3、議案第11号から第16号までの6案を一括議題といたします。  6案は産業環境委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに石川宏委員長から報告を求めます。 ◎産業環境常任委員長(石川宏) 産業環境委員長報告を申し上げます。  本月2日、本会議において当産業環境常任委員会に付託をされました事件は、議案第11号ないし議案第16号の6議案でございました。本委員会は、6議案の審査のため、本月9日、午前9時より第1常任委員会室におきまして委員全員の出席のもと、産業環境常任委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。その結果、6議案すべてについて、いずれも委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと判断いたしましたので、報告申し上げます。  それでは、審査の経過につきまして、順次報告申し上げます。本委員会は、開会後、直ちに議案第11号 太田市下水道事業等地方公営企業法の一部を適用する条例の制定についてを議題とし、執行者の説明を求め、執行者は議案の趣旨と概要を説明いたしました。その説明によりますと、公共下水道事業、住宅団地汚水処理事業並びに農業集落排水事業の3事業からなる本市の下水処理事業を、新年度より一元化するとともに財務の内容をより明確にし、効率的な運営を図るため、地方公営企業法の一部である財務規程等を適用する条例を制定するというものであります。以後、逐条解説により条例案が説明され、その内容はおおよそさきに本会議で説明のあったとおりであります。本案についての委員からの主な質疑と、これに対する答弁は次のとおりであります。住宅団地汚水処理事業や農業集落排水事業という、公共下水事業とは基盤が違うものを一つにすると、決算内容によって料金に反映されたとき、農集排等が重荷となるのではないかとの質疑については、全体をまとめて貸借対照表をつくるが、それぞれコストが違うので事業ごとに科目を立てて個々に考えるとのことであります。質疑の後、挙手により採決いたしましたところ、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第12号 太田市農業集落排水事業の設置に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行者の説明を求め、執行者は議案の趣旨と概要を説明いたしました。その説明によりますと、農業集落排水事業は、平成13年度から地方公営企業法の一部適用を受けることとなるため、太田市下水道事業等地方公営企業法の一部を適用する条例と本条例中の「経営の基本」に当たる部分が重複するため、これを削除し、あわせて排水処理区域及び排水処理人口等を記載した表に、新たに国の補助事業に採択された金山東地区の概要を追加しようとするものであります。この説明の内容は、おおよそさきに本会議で説明のあったとおりであります。本案につきましては、委員からの質疑は特になく、挙手により採決をいたしましたところ、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第13号 太田市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行者の説明を求め、執行者は議案の趣旨と概要を説明いたしました。その説明によりますと、平成8年度に採択され、実施してきた強戸北集落排水処理施設がいよいよ供用開始の運びとなったため、第2条第2項の表中、当該処理施設と、これにかかる設置場所を追記しようとするものであり、この説明の内容はおおよそさきに本会議で説明のあったとおりであります。本案についての委員からの主な質疑と、これに対する答弁は次のとおりであります。公共下水道等の普及率はとの問いに対し、清水市長就任直前の平成7年3月時点で33.19%であったものが、昨年、平成12年5月時点で43.09%にまで向上したとのことであります。質疑の後、挙手により採決をいたしましたところ、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第14号 太田市公共下水道事業の設置に関する条例の一部改正についてを議題とし、執行者の説明を求め、執行者は議案の趣旨と概要を説明いたしました。その説明によりますと、太田市下水道事業等地方公営企業法の一部を適用する条例の第3条と、本条例中、第2条第1項の条文が重複するため、これを削除するとともに、単独公共下水道事業及び流域関連公共下水道事業西邑楽処理区の事業見直しによる排水人口等の改正を行いたいとのことであり、この説明の内容はおおよそさきに本会議で説明のあったとおりであります。本案についての委員からの主な質疑と、これに対する答弁は次のとおりであります。表中の中央第1処理区は、改正前後とも同一面積であるのに処理人口が増加しているのはなぜかとの問いに対し、変更前は平成4年度の人口数値であり、期間延長により同一区域の人口に自然増を生じたものであるとのことでありました。質疑の後、挙手により採決いたしましたところ、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第15号 太田市公共下水道条例の一部改正についてを議題とし、執行者の説明を求め、執行者は議案の趣旨と概要を説明いたしました。その説明によりますと、本案は下水道法施行令並びに地方自治法及び民法の一部改正に伴う公共下水道条例の一部改正であり、主な改正点は太田市公共下水道条例施行規則第8条から第18条に規定する指定工事店に関する規定を本条例に制定替えするということであります。また、特定事業所の下水の水質基準にダイオキシン類が追加されたことや、下水道管渠に電線等を占用させることを可能とする改正も同時に行うとのことであります。説明は改正条文についてのみ、逐条解説により説明され、その内容はおおよそさきに本会議で説明のあったとおりであります。本案についての委員からの主な質疑と、これに対する答弁は次のとおりであります。出先の事務所と責任技術者がいれば参入資格を持ち、オープンに参加できる仕組みとなるのかとの問いに対し、今まで太田市内の業者のみが指定工事店であったが、規制緩和により市内に支店があればよいということになった。太田市の指定工事店は、2月現在で91社あり、うち市内が64、他は市外の業者であるとのことであります。下水道管渠に電線等を占用させることについて、「電線等は、原則として電圧のかからないものとすること。」とあるが、これはどういうことなのかとの問いに対し、光ファイバーや通信線が主要な電線であり、電力線は占用させないとの趣旨であるとのことであります。質疑の後、挙手により採決をいたしましたところ、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第16号 太田市環境基本条例の制定についてを議題とし、執行者の説明を求め、執行者は議案の趣旨と概要を説明いたしました。その説明によりますと、本条例案は平成5年9月30日に制定した「環境都市宣言―環境にやさしい市民の誓い」の趣旨を具現化し、本市の環境行政の目的及び基本理念を定め、環境に関する施策を総合的かつ計画的に推進することについて基本となる事項を定めるとの意図であり、これによって市と市民及び事業者が共同して環境の保全及び創造に関する施策を積極的に、しかも効率的な推進を図り、良好な環境を実現しようとするとの立法趣旨であります。以後、逐条解説により条例案が説明され、その内容はおおよそさきに本会議で説明のあったとおりであります。本案についての委員からの主な質疑と、これに対する答弁は次のとおりであります。審議会委員に議員が就任することはいかがなものかとの問いに対しては、議会でも既に議論が始まっていると聞いているので、その結果を待って対応したいとのことであります。これにつきましては、別の委員より、審議会には議員をぜひ入れていただきたいとの発言もありました。基本理念等の啓蒙普及をしていくのかとの問いに対しては、基本計画に数値を定め啓発したいとのことであります。第23条に定める市長の年次報告や、審議会の結果報告はどのような方法で公表するのかとの問いに対しては、産業環境委員会に年次報告や、審議会の結果報告をするとともに、「環境を守るために」という簡単な冊子を毎年つくっているので、これによって公表し、市民にもPRしたいとのことであります。制定のきっかけは何かとの問いに対しては、国の環境基本計画に市町村で施策を設けることになっており、基本計画は条例で位置づけるのがベターということでつくったとのことであります。第7条で「人づくりを行う。」とあるが、具体的にはどのようなことを行うのかとの問いに対しては、環境教育は学校だけでなく、夏休みこども環境教室等を行っている。また、環境学習は親子環境学習を行っている。子供のころから環境への責任感を持つ人づくりを行いたいとのことであります。質疑に続き、挙手により採決をいたしましたところ、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、議案第11号ないし議案第16号の6議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げました。よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 議事の都合により討論、採決を分けて行います。  最初に、議案第11号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第12号及び第13号の討論に入ります。
     討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  両案をおのおの委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって両案はおのおの委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第14号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第15号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第16号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。  平成13年3月9日                              都市建設常任委員長  長谷井   稔 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 ┌──────┬────────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │        件              名        │議決の結果│ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第17号│太田市手数料条例の一部改正について               │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第18号│太田市都市公園条例の一部改正について              │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第19号│太田市営住宅設置条例の一部改正について             │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第20号│太田市水道料金審議会条例の制定について             │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第23号│市道路線の廃止及び認定について                 │ 原案可決 │ └──────┴────────────────────────────────┴─────┘ ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第4、議案第17号から第20号まで及び第23号の5案を一括議題といたします。  5案は都市建設委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに長谷井稔委員長から報告を求めます。 ◎都市建設常任委員長(長谷井稔) ご指名によりまして、都市建設委員長報告を申し上げます。  去る2日、本委員会に付託されました議案第17号から議案第20号まで及び議案第23号の5議案につきまして、審査の経過及び結果についてご報告申し上げます。本委員会は9日、委員並びに執行者の出席のもとに審査を行いました。  最初に、議案第17号 太田市手数料条例の一部改正について申し上げます。委員から特に質疑はなく、採決の結果、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第18号 太田市都市公園条例の一部改正について申し上げます。委員からの、議決前から市民ゴルフ場のPRが盛んに行われていることについての質疑に対しましては、議会との関係も慎重に考えているが、4月からのオープンであり、より多くの人の利用を促す上でもご理解いただきたいとのことでした。また、4月以降の経営に関する考え方についての質疑に対しましては、経費の削減と入場者の増員を図り、収支を均衡させたいとのことでした。その他、利用料の軽減措置に対する要望もありました。採決の結果、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第19号 太田市営住宅設置条例の一部改正について申し上げます。議案そのものに対する質疑は特にありませんでしたが、関連して市営住宅の入居時における保証人の責任体制の明確化についての要望がありました。採決の結果、委員全員の賛成により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第20号 太田市水道料金審議会条例の制定について申し上げます。委員からの水道利用者からの審議会委員はどのような人を考えているのかとの質疑に対しましては、消費生活関係者、大口使用者、婦人団体等から登用したいとのことでした。採決の結果、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第23号 市道路線の廃止及び認定について申し上げます。委員からの周辺の道路が狭いにもかかわらず、開発行為による帰属などで受け入れる場合、矛盾が生じるのではないかとの質疑に対しましては、中に入っていけないケースについては陳情道路として整備をしていきたいとのことでした。また、寄附を受け入れる際の基準についての質疑に対しましては、停止線については警察との兼ね合いがあるが、側溝や案内板の設置は開発者で行ってもらった後に完了検査をして受け入れるとのことでした。採決の結果、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました5議案についての審査報告を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 議事の都合により討論、採決を分けて行います。  最初に、議案第17号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり)
    ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第18号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(佐藤孝夫) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第19号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第20号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) 次に、議案第23号の討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 副 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。  平成13年3月9日                             都市建設常任副委員長  鈴 木 信 昭 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 ┌──────┬────────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │        件              名        │議決の結果│ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第22号│財産の取得について                       │ 原案可決 │ └──────┴────────────────────────────────┴─────┘ ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第5、議案第22号を議題といたします。      ◎ 議 長 交 代 ○議長(佐藤孝夫) 本案の審議に当たりましては、私も除斥の対象となりますので副議長と交代をいたします。      (議長退席、副議長議長席に着席) ○副議長(上村信行) 議長と交代いたします。      ◎ 除     斥 ○副議長(上村信行) 地方自治法第117条の規定により、佐藤孝夫議長、石川宏議員、白石さと子議員、小林耕作議員、長谷井稔議員及び川岸富男議員の退席を求めます。      (佐藤孝夫議長、石川宏議員、白石さと子議員、小林耕作議員、長谷井稔議員、川岸富男議員退席)      ◎ 副 委 員 長 報 告 ○副議長(上村信行) 本案は都市建設委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに鈴木信昭副委員長から報告を求めます。 ◎都市建設常任副委員長(鈴木信昭) ご指名によりまして、都市建設副委員長報告を申し上げます。  去る2日、本委員会に付託されました議案第22号 財産の取得につきまして、審査の経過及び結果についてご報告申し上げます。  本委員会は9日、除斥委員を除く委員並びに執行者の出席のもとに審査を行いました。委員からの荒れ放題となっている現状のままの山林を購入するのかとの質疑に対しましては、現在、都市公園に指定されており、今までも市で管理をしていたことから、今後も市で下草刈り等を実施していくとのことでした。また境界の確定についての質疑に対しましては、現在進められている金山城跡の史跡追加指定にあわせて、取得後は民地との境界をはっきりさせていきたいとのことでありました。このほか、文化財センターとの関連性についても質疑がなされました。採決の結果、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました議案第22号についての審査報告を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、副委員長報告といたします。
         ◎ 質 疑(終局) ○副議長(上村信行) これより質疑に入ります。  ただいまの副委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○副議長(上村信行) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○副議長(上村信行) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○副議長(上村信行) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○副議長(上村信行) これより採決いたします。  本案を副委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○副議長(上村信行) 起立全員、よって本案は副委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 除 斥 の 解 除 ○副議長(上村信行) 佐藤孝夫議長、石川宏議員、白石さと子議員、小林耕作議員、長谷井稔議員及び川岸富男議員の入場を許します。      (佐藤孝夫議長、石川宏議員、白石さと子議員、小林耕作議員、長谷井稔議員、川岸富男議員入場)      ◎ 議 長 交 代 ○副議長(上村信行) 議長と交代いたします。      (副議長退席、議長議長席に着席)      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。  平成13年3月8日                         太田駅周辺整備調査特別委員長  野 村 忠次郎 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 ┌──────┬────────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │        件              名        │議決の結果│ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第21号│太田市まちかど美術館の設置及び管理に関する条例の制定について  │ 原案可決 │ └──────┴────────────────────────────────┴─────┘ ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第6、議案第21号を議題といたします。  本案は太田駅周辺整備調査特別委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに野村忠次郎委員長から報告を求めます。 ◎太田駅周辺整備調査特別委員長(野村忠次郎) ご指名によりまして、太田駅周辺整備調査特別委員会委員長報告を申し上げます。  去る2日、本委員会に付託されました議案第21号につきまして、審査の経過及び結果についてご報告申し上げます。本委員会は8日、委員並びに執行者の出席のもとに審査を行ったものであります。  本議案は、地域の拠点づくりや地域に根差した個性ある市民文化の創造を目的に建設された、まちかど美術館の適正かつ合理的な管理を図るための条例制定という説明の後、委員の質疑に入りました。委員からの利用に当たっての日数の制限や申請方法についての質疑に対しましては、利用日数には特に制限はなく、3カ月前から3日前までに申請を受け付けるとのことでした。また、美術館で販売を目的とする展示会は開催できるのかとの質疑に対しましては、市長の許可があれば可能であるが、できるだけ営利目的の販売は控えめにお願いしたいところであり、使用料金の付加も考えてはいないとのことでありました。さらに、実際の開館後の駐車場問題に対する質疑につきましては、区画整理事業の実施に伴う周辺の公共施設充当用地を臨時駐車場として活用するとともに、本陣跡地についても関係部局と協議をしながら当分の間利用していきたいとのことでありました。このほか、美術館の開館時間及び休館日のことについても質疑がありました。また、臨時駐車場の案内板について、周辺の景観に配慮してほしい旨の要望がありました。採決の結果、委員全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました議案についての審査報告を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。  平成13年3月15日                                予算特別委員長  白 石 さと子 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 ┌──────┬────────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │        件              名        │議決の結果│ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第32号│平成13年度太田市一般会計予算                 │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第33号│平成13年度太田市国民健康保険特別会計予算           │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第34号│平成13年度太田市競輪特別会計予算               │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第35号│平成13年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算        │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第36号│平成13年度太田市老人保健特別会計予算             │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第37号│平成13年度太田市八王子山墓園特別会計予算           │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第38号│平成13年度太田市介護保険特別会計予算             │ 原案可決 │
    ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第39号│平成13年度太田市水道事業会計予算               │ 原案可決 │ ├──────┼────────────────────────────────┼─────┤ │議案第40号│平成13年度太田市下水道事業等会計予算             │ 原案可決 │ └──────┴────────────────────────────────┴─────┘ ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第7、議案第32号から第40号までの9案を一括議題といたします。  9案は予算特別委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに白石さと子委員長から報告を求めます。 ◎予算特別委員長(白石さと子) ご指名によりまして、予算特別委員会の委員長報告を申し上げます。  去る3月6日、本会議において付託されました議案第32号から第40号までの平成13年度太田市一般会計予算及び六つの特別会計予算並びに二つの公営企業会計予算につきまして、順次審査の経過と結果をご報告申し上げます。本委員会は、3月13日から15日までの3日間にわたり、執行者及び委員並びにオブザーバーの出席のもとに、3日間とも時間延長して慎重に審査を行った次第であります。なお、本特別委員会の詳細な内容につきましては、後日、委員会の会議録が配付されますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、予算審査における委員からの主な質疑・意見及び要望等を順次ご報告申し上げます。最初に、予算編成に当たり硬直化した財政をどう立て直していくのかとの質疑に対しましては、人件費などの義務的経費の削減と税の収納率の向上に努め、経常収支比率を下げていき、弾力性を持たせたいとのことであります。  次に、一般会計の歳入についてでありますが、地方交付税の今後の見通しに対する質疑に対しましては、臨時財政対策債の創設など国の制度も変化してきている中で、基準財政需要額の増加に向け努力していくとともに、市長会、議長会を通じて地方自治体からの意見、要望も出しているとのことであります。さらに、個人市民税の増収につながる労働者への支援策のこと、法人市民税収が堅調である要因のこと、固定資産税の課税客体の把握のこと、ふれあいセンターを含む公共施設の使用料の見直しのこと、市民会館駐車場の有料化のこと、市営住宅の駐車場料金のこと、チャレンジスクール・チャレンジウィーク補助金のこと、IT講習推進補助金による事業内容のこと、心の教室相談員活用調査委託金による成果のこと、県からの委託事業にかかる委託金の受け入れ時期のこと等、多くの質疑・要望がなされました。  次に、歳出について申し上げますと、まず、昨年度に引き続き行われた枠配分方式による成果と改善点に対する質疑があり、事前の準備期間を設け、枠配分の精度を高くしたことで、担当部局が自ら考える予算になってきたとのことであります。  次に、1款議会費でありますが、国際交流都市交流事業のことについて質疑・要望がなされました。  次に、2款総務費ですが、新たに発足する行政管理公社の概要及び目的等の質疑に対しましては、従来の外郭団体の職員を一つの組織にまとめることで、組織内で人事管理システムが構築され、管理職への登用などプロパー職員の意識高揚につなげたいとのことであります。さらに、職員の時間外手当に関する労働基準法との整合性のこと、町名整理事業の意義のこと、宿日直業務の委託によるサービス低下の懸念のこと、退職金の増加に伴う引当金創設のこと、広報紙への広告掲載のこと、おおたまるごとITタウン構想のこと、ボランティア支援センターの内容のこと、信号機の設置条件のこと、入札や随意契約における市内企業の取り扱いのこと、今後の行政センター建設規模のこと、気象情報の利用拡大のこと等、多くの質疑・要望がなされました。  次に、3款民生費についてでありますが、(仮称)福祉ショップの計画内容に対する質疑に対しましては、市役所南側JA太田市のところに障害者雇用の場として、障害者6名、健常者6名の体制で立ち上げ、そこで製造するパンや障害者施設で製作している製品の販売を行うとのことであります。なお、有限会社として運営するため、広く市民にも出資を呼びかけていくとのことであります。さらに、心身障害児(者)生活サポート事業の内容と補助のこと、緊急通報システムの成果のこと、養護老人ホーム移転に伴う地元への説明のこと、今後の老人福祉センターの管理運営のあり方のこと、福祉医療費助成金の支払い手続のこと、出産祝金の支給方法のこと、母親クラブ育成と並ぶ父親クラブ育成の考え方のこと等、多くの質疑・要望がなされました。  次に、4款衛生費についてでありますが、環境イベントの事業概要及び環境フェアー等との関連づけについての質疑に対しては、新年度を環境元年と位置づけて、それにふさわしい事業を行うため、各課からテーマを募ったところ新規・継続合わせて86点が提出され、これらについて全庁的に取り組み、今後、具体的に計画を立てて各部局で展開していくとのことであります。さらに、救急医療機器導入に伴う補助金増額のこと、斎場の管理委託のこと、合併浄化槽のモデル地区設定のこと、総合健康センター運営委託の成果のこと、家電リサイクル法の施行に伴う不法廃棄への対応のこと、緑のリサイクル推進事業の概要のこと、清掃センターのダイオキシン対策のこと等、多くの質疑・要望がなされました。  次に、5款労働費についてでありますが、勤労会館の移転先については未定の段階でありながら、利用者に対して移転を前提とした説明が行われているが、確定後に受け皿まで用意してからにすべきではなかったかとの質疑があり、このことについては6月以降の利用申し込みを受ける時期になったため説明を行った。この話は、JA太田市が本所事務所を新たにつくる上で資金面の問題と場所も確定していないなどの事情から太田市が提案したことであり、JA側で総代会などの手続を終えた後、寄附される新田太田農業会館を改修して勤労会館としたいと考えているとのことでした。また、勤労会館については盗難事件に伴う入居団体への保障のこと、会館新設計画のこと、入居手続の適法性のことについて質疑・要望がありました。さらに、労働組合加入促進のこと、勤労者住宅資金融資貸付を活用した新野・脇屋住宅団地販売促進のこと等について、多くの質疑・要望がなされました。  次に、6款農林水産業費についてでありますが、米沢町地内の市民農園整備計画について質疑があり、このことについては市民の憩いの場や周辺農地の水害防止を目的とする、ふるさと総合整備事業として、平成12年度から平成14年度までの3年間の工事に県単で4割の補助がある。事業の執行に当たっては、地元の意見に配慮して進めてまいりたいとのことでありました。さらに、農地の流動化の現状のこと、米パンの試作と給食への導入のこと、学校給食県内農産物等利用促進のこと、松くい虫防除対策の成果のこと、ビオトープ事業計画のこと等について、多くの質疑・要望がなされました。  次に、7款商工費についてでありますが、インキュベーター事業補助金は商店街の空き店舗対策としても活用できないかとの質疑があり、このことについては新商品や技術の創出を目的としており、空き店舗で研究開発を行ってもシャッターがおりたままになってしまう。もし、開発とともに販売を行うのであれば面積を按分して家賃補助を行ってまいりたいとのことでした。また、観光案内板の設置に当たっては、市民からの意見を聞くのかとの質疑に対しましては、中心商店街から金山城址への周遊路約5キロメートルに設置しようとするものであり、地元区長や商店街にもご意見をいただき、進めてまいりたいとのことでした。さらに、商業街路灯の増設のこと、ベンチャー支援策のこと、ニット産業活路対策事業の概要のこと、市役所ロビー等への地場産品展示コーナーの設置のこと、本陣跡地を中心としたまちづくりのこと等について、多くの質疑・要望がなされました。  次に、8款土木費についてでありますが、市街地内森林整備の概要と今後の実施計画について質疑があり、このことについては21世紀を迎え、環境問題に対応し、悪化する都市環境の緩和及び森と人との潤いのある関係の復活を目指した森づくり事業を行おうとするものである。これから具体的な計画を立てるが、平成13年度は龍舞地区の道路用地ほか、随時適当な地区を見つけ、今後も継続してまいりたいとのことでありました。さらに、雨水排水計画策定状況及び策定後の対策事業のこと、サイクリングロードのネットワーク化のこと、公園管理団体のこと、松のオーナー制度の登録状況のこと等、多くの質疑・要望がなされました。  次に、9款消防費についてでありますが、救急救命バイクの導入状況及び訓練のこと、車載用緊急通報システムとの連携のこと、分団員の待遇改善のこと等について、質疑及び要望がなされました。  次に、10款教育費でありますが、青少年自然体験活動推進事業の内容とオーシャンクルーズの今後の計画についての質疑に対しましては、アドベンチャー事業の拡大として、今治市への派遣を予定しており、6泊7日で児童・生徒80名とリーダー及び引率者20名の計100名を予定している。委託先については、ボーイスカウト連合会になるとのことであります。また、オーシャンクルーズについては、さまざまな問題提起もあり来年は休止するが、検討を早急に行い決定したいとのことでありました。また、とうもうサマーランドのシャトル便運行と今後の計画についての質疑に対しましては、レジャープールの解体に伴い、サマーランドを発着として近隣施設に対して直行便を1日5往復計画している。今後の計画については、検討委員会を組織して協議していきたいとのことでありました。さらに、教育意識調査委託料の内容とねらいのこと、笹川清奨学資金助成金及び太田市奨学資金貸付金の選定方法のこと、教科書副読本のこと、教育研究所の設置場所のこと、ブラスバンド用楽器と和楽器の購入のこと、少人数授業の現状と教員の採用のこと、コンピュータの活用とホームページのこと、父親クラブの支援と拡大のこと、文化財資料センターの建設と人間国宝作品展示館のこと、芸術学校とスポーツ学校の成果のこと、成人を祝う集いの問題点と今後の方針のこと、図書館NPOサポーターズのこと、サッカーチームのアメリカ派遣のこと等、多くの質疑・要望がなされました。  次に、第2表継続費でありますが、住宅団地汚水処理施設建設事業計画のことについて、また第4表地方債につきましては、起債の上限利率のことについて質疑がなされました。  次に、特別会計に対する質疑でありますが、初めに国民健康保険特別会計につきましては、特に外国人の滞納額が増加する中で、独自の対策として、転入時に預り金をいただくことはどうかとの質疑に対しましては、納税の義務は納入通知書が本人に着いてから発生するものであり、仮算定では不可能であるため、納税相談等を繰り返して行い、国民健康保険制度について理解を得る努力をしたいとのことであります。  次に、競輪特別会計につきましては、平成12年度事業結果及び今後の運営のことについて質疑がなされました。  次に、水道事業会計でありますが、地下水の揚水による地盤沈下と揚水量の変化についての質疑に対しましては、県東部地域において地盤沈下が確認され、館林邑楽地区は保全地区に、太田市は観測地区に指定されている。地下水の揚水量も計画当初より50%減少しており、表流水導入が必要とされるとのことでありました。さらに、民間委託についての法改正のこと、継続費にかかる表流水導入工事のこと、債務負担行為にかかる受水施設土地購入のこと、水道の普及率と一般会計からの繰り入れのこと等、多くの質疑・要望がなされました。  次に、下水道事業等会計でありますが、金山東地区の農業集落排水事業の進捗状況のこと、企業会計への移行のメリットのこと、一般会計からの繰り入れのこと、東別所地区の下水道供用開始のこと等、多くの質疑・要望がなされました。  次に、ただ今ご報告申し上げてまいりました多くの意見・質疑及び要望を踏まえての総括質疑について申し上げます。新野・脇屋住宅団地についての落札価格、入札参加者等及び汚水処理施設、関連道路についての質疑に対しましては、設計についてはデザインコンペを実施し、東京理科大学に決定し、基本計画を理事会に諮るとのことであります。見積もり徴集は10社で行い、うち5社が辞退し、清水建設が落札した。その落札金額は21億3,000万円であり、地元企業を優先して下請けとして使うよう強く要請したいとのことであります。また、汚水処理施設については市の事業で行うと3分の1の国庫補助があり、事業完了時に市負担分は返還されるとのことであり、関連道路は都市計画道路であり、生活道路であるので市の負担となるとのことであります。また、販売計画はどのようにするのかとの質疑に対しましては、造成が終了する前から予約で受け付け、周辺地域にもPRしていきたい。土地開発公社に専門のセクションを設け、販売を徹底していきたいとのことであります。  また、歳入全体として厳しい状況が続く模様であるが、類似団体と比較して本市における財政構造の特色及び考え方についての質疑があり、このことについては公債費比率については平成15年がピークで、平成19年から平成20年には15%を割り込むと予想している。現在の状況では弾力性は乏しいが、今後、職員数の削減による人件費の抑制や借り入れを増やさないなど意欲を持ってやっていきたいとのことであります。また、新年度の組織の中で専従的な滞納整理担当というチームが位置づけられるが、この組織の概要と収納対策への取り組みについての質疑に対しましては、税については5年で時効であり、返済しないままにしていれば消えてしまう。これでは税の公平感が失われるので、差し押さえをして滞納額として残していく。少数の高額滞納者が返済してもらえないために滞納額が増加しており、過年度分を追いかけることは大変であるが、特別のチームを編成してやっていきたいとのことであります。さらに、同和対策事業の今後のこと、入浴施設の受益者負担のこと、行政管理公社の設置目的と方向性及び経営状況のこと、IT事業の展開と構想のこと、中心市街地の活性化のこと、少子・高齢社会への対応と特色ある福祉政策のこと、将来を担う子供の心の教育のこと、太田らしさの創出と将来像のことなど多くの質疑がなされました。  次に、討論について申し上げます。本市においては、国の恒久減税の影響で市税の収入減と地方交付税が減少しており、交付税の不足分を臨時財政対策債という赤字地方債の発行で補填させられている。このような中で、単独事業を継続してきた結果、公債費の歳出は62億7,085万円に達し、経常経費を増やしている。予算案では、福祉ショップ関連経費や消防分団活性化経費、子育て支援策など評価できるものもあるが、全体として莫大な開発型予算となっており、後年度にリスクや住民負担の増大を残すことになり反対であるとの討論がありました。これに対して、第5次総合計画の具現化を図ることはもとより、地域経済の活性化と景気回復の推進を図るため、各種制度融資の見直し、拡大を図るとともに、住宅建設等促進奨励金、ISO取得企業奨励金を交付するほか、インキュベーター事業助成金を創設するなど、随所に経費の抑制と徹底した事業の見直し、さらに緊急性、市民の利便性、優先度等にも十分な検討が加えられ効率的かつ効果的な予算配分になっているものと理解し、賛成するとの討論がなされました。採決の結果、議案第32号から第40号の9案について、賛成多数により可決すべきものと決定いたしました。なお、執行者におかれましては、本委員会における審査内容を今後の行政運営に生かしていただき、市民に信頼される市政を推進されるよう、より一層のご努力を要望いたしました。  以上、予算特別委員会の審査内容を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討     論 ○議長(佐藤孝夫) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、2番井野文人議員。 ◆2番(井野文人) 日本共産党市議団の井野文人です。通告に従いまして、議案第32号から議案第40号までの2001年度太田市一般会計と六つの特別会計及び水道事業及び下水道農集排事業等、公営企業会計の予算案に反対する立場から討論を行いたいと思います。  先日、東京株式市場の平均株価が16年ぶりに1万2,000円台を割り、その後、1万3,000円前後を高下しておりますが、アメリカ経済の全体的な減速傾向やIT関連ハイテク企業などの収益見込みの大幅な下方修正などが重なり、今日では新聞紙上等で世界同時株安が言われております。2001年度末、来年の3月末には国・地方を合わせた長期債務の総額は666兆円、うち国389兆円、地方合計277兆円に達すると言われております。まさに、全体としては財政破綻とデフレ不況の深刻化が重なって進行しているように思います。小渕内閣当時、平成の高橋是清を目指すべく入閣をした宮沢外務大臣のつい最近の「日本経済は、やや破綻状態」という発言から3月17日にはついに麻生経済担当大臣が、「日本経済は緩やかなデフレ状態にある」という宣言をし、先日、日銀は政府や財界筋の要請を受けて量的緩和なる実質金利0にわずか数カ月で逆戻りをしてしまいました。当面、政治に最も強く求められるのは景気対策でありますが、政府はこのような状況に対して有効な打開策を示せず、一連の不祥事と国民的な雰囲気、異常な支持率の低さなどから実質的な退陣表明をした森首相の後継者選びの権力争いが、国民不在の中で日々激しくなっているように思います。国民の立場から見れば、現在の深刻な日本経済の状況を立ち直らせるためには、政策転換が強く求められております。何といってもGDP、国内生産の約6割を占める個人消費の拡大がその最大のかぎだと思います。  そのためには、まず第1に国民の購買力の拡大を支援する経済政策が求められていると思います。具体的には、消費税の引き下げ、あるいは現在、政府あるいは財界筋から財政再建の名目で盛んに消費税を10%から15%への引き上げは避けられないというアドバルーンが上げられておりますが、この消費税の大幅引き上げは財政再建、あるいは景気対策のどちらから見ても全く論外の議論だと思います。現実にこの4年間、消費税が3%から5%に、数字的にはわずか2%の引き上げによってこの4年間の深刻な長期不況が続いていることを考えれば、結論は明瞭ではないでしょうか。2番目は、間接的に消費を冷え込ませる大きな要因となっている相次ぐ社会保障や、医療、年金制度の改悪を凍結して、国民の将来不安を取り除くことが必要だと思います。国民が安心して頼れる社会保障制度を再構築することがどうしても必要です。3番目は、戦後最悪の完全失業率4.9%、320万人を超える、こうした人たちに対する雇用対策が急がれます。特に、雇用全体に占める80%という高いウエートのある中小企業全体に対する対策を柱に、逆に大企業のリストラ規制と法律違反のサービス残業の根絶等、欧米では常識となっているこうした雇用・労働環境の整備、この三つの転換が必要だと考えます。  こうした政治経済情勢のもとで、本市の来年度予算案は一般会計で対前年度1.1%の504億3,000万円、六つの特別会計は合計で対前年度比7.7%増の244億4,400億円余り、水道事業と新たに公営企業会計に移行する下水道農集排事業を合わせて120億6,273万円余り、全会計の総合計では対前年度比4.7%増の869億3,674万円余りとなっております。予算案は、予算委員会の論議でもあったとおり、今後の住民負担の増大と財政運営の困難さが予測される大変厳しい内容だと思います。まず、歳入についてみますと、国の恒久的減税措置の影響で市税・地方交付税とも減額となっています。減税に伴う減収分の手当てはたばこ税の一部地方委譲や、特例交付金の交付、あるいは減税補てん債の発行などですが、地方交付税の不足分は赤字地方債である臨時財政対策債の発行で賄うことになっています。この赤字地方債である臨時財政対策債の元利償還は、後年度の基準財政需要額として算入することになりますが、そのことは当然としても地方交付税の総額が決まっている中でのこの算入の約束は、結果として他の経常経費や投資的経費を圧迫することになることを強く懸念するものであります。  次に、来年度の歳入のうち使用料・手数料との住民負担を見ますと、約9,000万円の負担増で、合計が14億1,700万円となっております。また、財政調整基金等、基金からの繰り入れ総額は13億1,300万円で、基金の残高は大幅に減少することになります。これは、市の貯金が減るということです。また、市債の発行は前年度よりは圧縮されますが、37億1,450万円と依然として高い発行水準にあり、市全体の長期債務は市一般会計の年間予算を上回る規模になっております。また、住民の負担増についていえば、先ほど議決されました県立高校の値上げに追随した太田商業高校の授業料が年間3,600円値上げされ、年間では11万1,600円の授業料になります。また、入学金が150円値上げされ、5,650円となります。また、国保税の引き上げの問題については、先ほど同僚議員が討論したとおりでありますので省略させていただきます。  一方、歳出につきましては、投資的経費の普通建設事業費が全体の19.1%、96億3,200万円余りを占め、義務的経費である扶助費の10.9%を大きく上回っています。また、建設事業費中の市単独事業が13.1%を占めていることも注目されます。また、全体としては建設関連で新野・脇屋住宅団地関連の道路整備、区画整理事業、連続立体交差駅周辺整備事業、北関東自動車道の関連事業、幹線道路整備等々、開発型予算に約30億円が組み込まれています。一方、市の借金の返済であります公債費は総額で62億7,085万円ですが、このうち元本の返済が約42億8,500万円、利子が何と19億8,600万円に上ります。一般会計歳出の12.4%が借金の返済ということになるわけで、改めて借金の重さを痛感させられるところであります。このほか、北部大規模開発や新野・脇屋住宅団地の開発を行う太田市土地開発公社の債務負担行為として130億円が設定されております。次に、本会議の質疑でも行いましたが、累計赤字額が約11億円、直近の単年度赤字額が約1億6,000万円のゴルフ場を県企業局、運営主体は群馬県観光開発公社から委譲を受け、管理運営費が9,500万円計上されておりますが、長引く不況と余暇時間の利用の多様化などが進む中で、短期間の経営再建は可能なのかどうか、大きな不安があります。さらに、これも本会議で質疑いたしましたが、任意団体の形で新たに発足する行政管理公社についても、まだ疑問や不安は払拭し切れません。実質的に、この行政管理公社という人材派遣を主とする会社が、中長期的に太田市の周辺の行政の中でどのように変化し、どのような機能や役割を担っていくのか。また、九つの外郭団体の事業を本当の意味で官民いずれが担うべきかについてもさまざまな角度から吟味する必要があると考えます。  次に、下水道の普及率が先ほども報告がありましたとおり、43%強という、合併処理浄化槽を含めても50%に満たない本市において、下水道、コミュニティープラント、農集排の財務処理が公営企業会計に移行することになりましたが、将来、公営企業会計の原則である独立採算制が導入されることになれば、今後の大幅な下水道料金の引き上げが心配されるわけであります。改めて、流域下水道の工事単価の割高感、あるいは農集排の非効率などを考慮し、今後の着工計画を全体として見直し、改めて合併処理浄化槽の普及への支援策の強化が求められると思います。次に、水道事業についてでありますが、長年の間、採算性を保ってきた一定の経営努力に対しては評価をしますが、今日までの過大な人口計画をベースに膨大な先行投資が行われております。ぜひこれを見直して、工事の繰り下げと、既に委員会等で構想が打ち出されておりますが、来年度に想定されている大幅な水道料金の値上げを先延ばししていただきたいと思います。  最後に、私たち日本共産党市議団は昨年11月28日に、当時、予算編成期でありましたが、清水市長に約90項目の2001年度予算要望書を提出し、およそ1時間の懇談をしていただきました。私たちの予算要望の重点を説明申し上げ、よく聞いていただきました。市長ご自身も勉強になったとのお話もあり、私たちは野党の立場ではありますが、もっと多くの医療、福祉、教育など、生活関連分野で予算化をしていただきたかったというのが率直な思いであります。障害者の自立支援事業の福祉ショップ関連経費の3,750万円の計上や、消防費における分団活性化の予算増、子育て支援の学童保育所の引き続いての増設、あるいは第3子就園助成制度などは評価できるものでありますが、予算案全体はやはりいろいろな指標から見ても開発優先型と言わざるを得ません。民間の方がふさわしい事業にまで手を広げることなく、地方自治体の本来やるべき事業を着実に実行していただきたいと思います。今日、地域経済政策では雇用対策、景気対策の両面から公共施設の総点検によるバリアフリー化の促進、あるいは生活道路の段差解消、あるいは老朽化した公営住宅の繰り上げ補修、生活排水路の改修促進等、身の回りの生活密着型の公共事業にしかるべき予算を投入して、これを推進し、あわせて生活環境整備を加速させることを強く求めて、私の討論を終わります。 ○議長(佐藤孝夫) 次に、26番野村忠次郎議員。 ◆26番(野村忠次郎) 清和クラブの野村でございます。15万市民の21世紀以後の幸せと指針を示す平成13年度一般会計及び6特別会計並びに2企業会計の各予算に対しまして、賛成の立場で討論させていただきます。  我が国の経済は連続年にわたり、戦後かつてない不況という厳しい局面を経験いたしました。その後の景気回復に向けた大規模な普及対策の実施などにより、最近の経済状況は全体としては穏やかな改善が続いているように思われますが、政治の混迷、株価の低迷等、負の材料が多く、いまだ自主回復には至っていないという厳しい状況にあることが現在の経済情勢ではないかと思われます。一方、地方財政も巨額な財源不足の状況下にあり、ますます財政運営が圧迫される中、太田市では税収入が1.1%減と大変厳しい状況を踏まえ、一層の経費の抑制と徹底した事業の見直しを図るとともに、教育・福祉の充実、景気回復と地域経済の活性化に全力を傾ける政策に取り組み、緊急的な行政課題にも十分配慮しております。今議会に提案されました平成13年度の当初予算は、第5次総合計画を基本に踏まえて、事業の緊急性、実行性、市民の利便性等を十分に検討するとともに、市民生活の向上に配慮し、本市の将来をにらんだ施策に真正面から取り組んでいることが伺われております。本市におきましても、経済状況は依然として厳しい状況が続いておりますが、平成13年度の当初予算編成の基本方針を見ますと、21世紀を担う子供たちのために今何をすべきかを考え、また介護保険の円滑な実施をはじめとする高齢者や障害者が安心して暮らせる地域福祉の充実を図るとともに、環境問題への対応やIT革命の推進など、太田市の将来を見据えた施策に真正面から取り組んでいるようにも見受けられます。  平成13年度歳入の総計は869億3,674万1,000円として、一般会計については前年度比1.1%増の504億3,000万円、特別会計においては下水道事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計を企業会計に移行し、残る6会計の総額を244億4,000万円とし、前年度対比7.7%増としております。歳出については、義務的経費については人件費2.4%減、扶助費2.0%増、公債費5.0%増の213億2,700万円として、前年度比0.8%増となっており、経常的経費である物件費は1.4%増、補助費等は下水道事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計の企業会計化に伴い、拠出金を補助金及び負担金としたことから32.3%となっておるのが今年度特別会計の特徴であり、執行者の努力が伺われます。  平成13年度予算について総体的に言えることは、市民サービスの向上、財政的負担能力という点から予算の要点配分を考慮し、長期的視野に立って財政の健全化に十分配慮しており、少子・高齢化、環境問題、経済社会構造の変化に対しても行政の対応すべき事柄は大きくなっており、自治体においてもこれ以上に行財政能力の向上を求められております。現在、清水市長のいう市民の豊かで多様な生き方を支援するとともに、本市の一層の飛躍を目指して諸問題に全力で取り組むという言葉に代表されますように、本予算は市長、執行者の自信のほどがうかがえまして、21世紀の最初の予算に対しまして賛成の討論とさせていただきます。  最後になりましたが、今年度最後に15万市民のためにひたむきに全魂を傾けてくださって勇退なされる市職員の方、長い年月、本当にご苦労さまでございました。衷心より感謝の言葉を申し上げます。なお、13日、14日、15日と3日間にわたり、平成13年度予算案を審査くださいました12名の予算委員の皆様、執行者の皆様に改めてお礼を申し上げながら賛成討論を終わらせていただきます。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(佐藤孝夫) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより一括採決いたします。  9案をおのおの委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(佐藤孝夫) 起立多数、よって9案はおのおの委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                  請 願 審 査 報 告 書  本委員会に付託の請願を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第136条の規定により報告します。  平成13年3月8日                              厚生文教常任委員長  小 林 耕 作 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 ┌────┬───────────────────────┬───────────┬────┐ │受理番号│     件           名     │ 請願者の住所・氏名 │審査結果│ ├────┼───────────────────────┼───────────┼────┤ │第16号│太田市における小・中学校教科書採択制度の改善に│新田郡尾島町尾島37 │    │ │    │ついて                    │新しい歴史教科書をつく│    │ │    │                       │る会 群馬県支部   │採  択│ │    │                       │東毛第二地区     │    │ │    │                       │   代表  長濱浩明│    │ └────┴───────────────────────┴───────────┴────┘ ○議長(佐藤孝夫) 次に、日程第8、請願第16号を議題といたします。  本件は厚生文教委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに小林耕作委員長から報告を求めます。 ◎厚生文教常任委員長(小林耕作) ご指名によりまして、厚生文教委員会に付託されました請願第16号 太田市における小・中学校教科書採択制度の改善について審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  本委員会は、去る3月8日、委員と執行者の出席のもとに委員会を開催し、紹介議員から説明を受けた後、執行者からも意見を聞き、慎重に審査を行ったものであります。  請願の趣旨としては、県内の小・中学校用教科書の採択の実態が県議会で明らかにされ、採択制度が正常に機能しているかの疑念に対し、これを払拭することを要請するものであります。紹介議員からは、今までの教科書が悪いということではなく、採択のシステムを明瞭にしてもらいたいというものであるとの説明がありました。また、執行者からは、請願の内容については、現在、採択地区協議会等で実施している内容と差異はないとのことであり、情報公開は今後実施していかなければならないとの説明がありました。  委員会での主な審査内容を申し上げますと、新しい歴史教科書をつくる会の教科書については、中国や韓国から批判が出ており、国際問題となっている。この教科書を選択することを要請しているものではないが、今の状況の中では採択は差し控えた方がいいとの意見がありました。また、教科書問題が騒がれている状況では継続とすべきであるとの意見もありました。これに対し、執行者から、教科書検定を合格してきた教科書の中から採択されるので、検定を合格したものは妥当なものと考えているとの補足説明があり、この会の教科書の採択を求めるものではなく、システムについての純粋な請願であるので採択すべきとの意見や、教科書選定に当たって、道具を使う人が道具を選ぶのは当然であり、採択すべきとの意見もありました。また、歴史的史実の認識については、双方で相違もあるが反省すべきは反省して、的確な情報を後世に伝えてほしいとの意見もありました。採決の結果、採択とすべきもの多数により採択とすべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました請願第16号について、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして委員長報告といたします。
         ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討     論 ○議長(佐藤孝夫) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  2番井野文人議員。 ◆2番(井野文人) 請願第16号 太田市における小・中学校教科書採択制度の改善についてに対して、反対討論を行いたいと思います。  日本共産党市議団の井野です。この件は、県内の義務教育、小・中学校の教科書の採択制度が現在、正常に機能していないという具体例の指摘がない中で、その採択制度のプロセスに疑念があるという立場から、その疑念を払拭するよう求める特殊な請願であります。請願事項は、4項目のうち情報公開については当然のこととして、3項目についてはいずれも教育委員会や教科書採択地区協議会が文部科学省の学習指導要領に基づいた内容の比較検討をしていないかのような表現になっており、またその下部組織である調査委員会を学習指導要領に従わない教育活動をしている教師が支配しているかのような主張をしており、結果として現在の教育委員会の活動がどうなっているのか不安になるような請願内容であります。  なぜ、このような一見陳腐な内容の請願が出されてきたのでしょうか。それは、請願者を見れば一目瞭然であります。すなわち、かの有名な新しい歴史教科書をつくる会の下部組織から請願が出されているからであります。ご承知のとおり、新しい歴史教科書をつくる会は、電通大学の西尾幹二教授を会長に東大の藤岡信勝教授や漫画家の小林よしのり氏など、多くの日本人が常識として抱いている近現代史に対して、それを自虐史観だとして断罪する極めて特殊な歴史観を有する名だたる人種の集団であります。この新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆、編集を指導したフジサンケイグループの扶桑社という出版社がありますが、ここから出版を予定しております中学校歴史教科書が、今、国の内外で大きな問題になっています。すなわち、文部科学省に検定申請中の新しい歴史教科書をつくる会の問題の教科書中、主に近現代史の部分を中心に第二次世界大戦はアジアの植民地解放のためだったとか、韓国併合は合法的に行われたのでは、あるいは南京事件での大量虐殺はなかった。戦争は人と人の殺し合いで、善悪はつけられない等々を中心に実に137カ所の文部科学省側の検定意見が付された大変危ない教科書といえます。事実、3月9日付の上毛新聞の報道を見ていただきたいと思います。文部科学省の幹部の「申請された内容はひどかった」。また、教科用図書検定調査審議会委員の言葉として、「良識のある人ならとても賛成できない内容」などの本音と思われる言葉が報道されております。機会があったら、ぜひ確認をしていただきたいと思います。その問題に教科書が学校採択率10%を現実に、このつくる会は目標として設定をし、それを実現するために全都道府県に支部をつくり、今回のような請願行動で採択に向けての環境づくり、実際は採択への露払いの役割を果たさせていることをリアルに見る必要があると思います。  次に、いささか角度を変えて調べてみたいと思います。漫画家の小林よしのり氏の「新・ゴーマニズム宣言」、これはサピオという雑誌に掲載されておりますが、このサピオの12月、あるいは2月掲載号によれば、KSD汚職事件で逮捕、起訴されております小山孝雄被告が西尾幹二会長と大変親密な関係にあったということが書かれているそうであります。そして、4年前、1997年の3月の国会質問において、小山孝雄被告は従軍慰安婦や強制連行の歴史的事実を否定する立場から、教科書検定で歴史教科書の記述を変えることを文部省に要求をする質問をしております。これに対して、極めて適切かつ的を射た質問としてつくる会は出版物にその抜粋を掲載したそうであります。また、小山孝雄氏は昨年8月の国会質問でも、教科書採択に現場教師の意見を反映させる学校票制度というのが、現在は実際には運用されているようでありますが、この学校票制度を教育委員会の権限を空洞化させるものとして非難して、これに対する当時の大島文部大臣の答弁に呼応する形で、つくる会は全国の地方議会で教科書採択から教師の意見を排除しようとするこのような請願を全国的に推し進めてきております。KSD汚職の小山孝雄被告が、ものづくり大学で特定の利益を代表して質問したばかりでなく、教科書問題でもこんな役割を果たしたことはしっかりと記憶しておきたいと思います。  こうした一連の危険な動きに対して、良識ある人々が現在さまざまな形で立ち上がり、警鐘を鳴らしています。私が調べた範囲では、3月1日に山住正己前東京都立大学の総長が教育研究者18氏とともに呼びかけ人となって、この動きに対して深い憂慮を表明するとの声明を発表し、現行憲法と教育基本法に基づく教育にとって重大な障害になるものであり、見過ごすことはできないとの見解を発表しております。このことを皮切りに、3月13日には歴史学研究会、地方史研究協議会等、歴史学の関係8団体がつくる会の教科書が教育の場に持ち込まれることに強く反対するとの声明を発表し、特に太平洋戦争をはじめ、全体にバランスを欠いた歴史叙述が目立つこと、検定修正されても叙述の基本線は変わらず、生徒の健全な歴史認識と国際認識の育成を阻むものとして厳しく批判しております。そして、つい先日の3月16日には、作家の大江健三郎氏、同じく作家の井上ひさし氏、元首相夫人の三木睦子さん、東大の佐藤学教授、元東京女子大学学長の隅谷三喜男氏など、17名の学者、文化・宗教関係者が教科書として認められるものではないとの声明を発表し、国会内で福田官房長官と河野外務大臣に声明文を手渡しております。声明は、つくる会の教科書が加害の記述を大幅に後退させ、アジア諸国に損害と苦痛を与えた認識も、反省の姿勢も見られないこと。また、検定もあいまいな表現の部分修正に過ぎず、これを合格させれば政府が結果として認めたことになり、国際的にも責任を負うことになるとの指摘をし、一面的に自国を美化する歴史観で若い世代を教育することが、国際社会において信頼を得て生きていくための知識と感受性を欠いた日本人を生み出すことになると憂慮の念を表明しております。  以上、概観してきたとおり、この請願の真のねらいが決して単に本市における教科書採択制度の改善だけを目指したものではなくて、新しい歴史教科書をつくる会自身の手による非常に危ない歴史教科書を教育の場に持ち込もうとしている意図は明らかであります。心ある同僚議員の皆さんにその危険な野望の指摘をするとともに、賢明な判断を希望して、私の反対討論を終わります。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(佐藤孝夫) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本件を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(佐藤孝夫) 起立多数、よって本件は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                  請 願 審 査 報 告 書  本委員会に付託の請願を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第136条の規定により報告します。  平成13年3月9日                              産業環境常任委員長  石 川   宏 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 ┌────┬───────────────────────┬───────────┬────┐ │受理番号│     件           名     │ 請願者の住所・氏名 │審査結果│ ├────┼───────────────────────┼───────────┼────┤ │第17号│高齢者及び障害者の雇用促進を求める意見書の提出│太田市新井町290−3│採  択│ │    │について                   │     臼井敏雄  │    │ └────┴───────────────────────┴───────────┴────┘ ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第9、請願第17号を議題といたします。  本件は産業環境委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに石川宏委員長から報告を求めます。 ◎産業環境常任委員長(石川宏) 請願第17号につきまして、産業環境委員長報告を申し上げます。  本月2日の本会議において、当産業環境常任委員会に付託をされました請願第17号 高齢者及び障害者の雇用促進を求める意見書の提出についての審査の結果と経過を報告申し上げます。本委員会は、本月9日開催の産業環境常任委員会におきまして、さきに報告申し上げました議案審査に続き、請願第17号について慎重に審査を行いました。その結果、本件を委員全員の賛成により採択すべきものと決しましたので、ご報告申し上げます。  それでは、審査の経過につきまして報告を申し上げます。本件の紹介議員は、岡島喜男議員であります。本委員会は、請願第17号を議題とし、紹介議員に請願の説明を求めました。紹介議員によると、65歳前後の高齢者や障害者の雇用状況は、今般の景気低迷により厳しい状況であるが、今後、少子・高齢社会を迎え、我が国の労働力は不足することが確実視されている。女性や高齢者及び障害者等の雇用を促進し、それに伴う社会保障制度を早急に整備し、対応することが求められている。そのための方法として、定年制の延長や継続雇用等の諸施策を進めるとともに、高齢者に対する雇用上の年齢制限を緩和し、高齢者雇用の門戸を広くすることが必要である。厚生労働省は、現在、高齢者に対する年齢制限の緩和を促進するための法案を検討中であるとのことだが、太田市議会としてもこの意図を理解し、支援するものとしたいとのことでありました。紹介議員の説明に続き、参考に執行者より、ハローワーク太田管内の中高年者、45歳から65歳及び障害者の求人倍率等について説明を受けました。  本件請願についての委員からの主な質疑と、これに対する答弁は次のとおりであります。請願者はいかなる立場の人であるかとの問いに対しては、2年前に定年退職し、現在職を求めておられる方とのことでありました。政府は、もっと実効性のある対策を打ち出すべきであるとは具体的にどういうことかとの問いに対しては、厚生労働省が現在、準備中である新しい法案を早急に成立させることこそ実効性のある対策であり、高齢者就職における年齢制限の緩和など、今ここで各地方自治体の意見が国に吸い上げられれば、もっと早く強力なものとなるとのことであります。また、本件が高齢者や障害者を対象としていることについて、雇用情勢の悪化が特定の世代に限った現象でないことから、限定的な雇用促進を求めるよりも、全般的な雇用機会の増大や、景気浮揚策について政府に対し要請すべきであるとの意見も出されました。質疑・討論に続き、挙手により採決をいたしましたところ、委員全員の賛成により採択すべきものと決定いたしました。  以上、請願第17号につきまして、審査の経過と結果を報告申し上げました。よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本件を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本件は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 議 案 上 程  議案第42号 財産の取得について ○議長(佐藤孝夫) 次に、日程第10、議案第42号を議題といたします。      ◎ 提案理由の説明 ○議長(佐藤孝夫) 朗読を省略し、直ちに理事者から提案理由の説明を求めます。  野口市民生活部長。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 議案第42号 財産の取得につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。  議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。本案につきましては、国庫補助事業であります学習活動支援設備整備事業の一環として生涯学習推進の中心的施設に、IT講習を実施するためのパーソナルコンピュータ一式を設置し、20歳以上の受講者を対象にしたパソコン教室を開催し、IT基礎技能を修得していただくため取得しようとするものでございます。なお、予算執行につきましては3月補正対応のため、本定例会3月2日にご承認いただきましたので、去る3月14日に入札を執行したものでございます。  それでは、議案内容につきましてご説明申し上げます。1の取得財産は、パーソナルコンピュータ一式でございます。2の取得の目的は、平成13年度から開催いたしますIT講習用機器でございます。3の契約の方法は、地方自治法施行令第167条の規定による指名競争入札でございます。4の契約金額は、消費税を含めまして3,285万4,500円でございます。5の契約の相手方は、太田市飯田町1071番地、佐鳥電機株式会社太田営業所所長増田利勝でございます。  続きまして、2ページの附属資料につきましてご説明申し上げます。1の財産取得の概要でございますが、タワー型パーソナルコンピュータ215台、プリンター11台、ターミナルアダプタ11台、無線LANセット11組でございます。2の契約の履行期間は、契約締結の日の翌日から平成13年3月31日まででございます。3のその他につきましては、指名競争入札を執行した際の入札参加者でございます。なお、詳細といたしまして別紙の資料を添付いたしましたので、ごらんいただきたいと思います。  以上でございますが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
         ◎ 委員会付託の省略 ○議長(佐藤孝夫) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。      ◎ 議 案 上 程  議会議案第1号 太田市議会政務調査費の交付に関する条例の制定について ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第11、議会議案第1号を議題といたします。      ◎ 提案理由の説明 ○議長(佐藤孝夫) 朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。  24番中島貞夫議員。 ◎24番(中島貞夫) ご指名によりまして、議会議案第1号 太田市議会政務調査費の交付に関する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。  恐れ入りますが、お手元の議案書をごらんいただきたいと思います。本議案の提出者は中島貞夫、賛成者は、白石さと子、井野文人、小林人志、濱田光雄、小林耕作、長谷井稔、茂木義市、川岸富男の各議員であります。本議案は、平成12年5月31日に公布された地方自治法の一部改正により、議員の調査研究に資するための経費の一部として政務調査費を交付する場合には、条例の定めが必要とされたため、新たに制定しようとするものであります。  それでは、この条例の内容につきましてご説明申し上げます。第1条は、目的でございます。第2条は、政務調査費の交付対象を規定したものでございます。第3条は、交付額及び交付の方法を定めたもので、交付額を年額43万円とし、年度を半期に分けて21万5,000円ずつ交付すると規定したものでございます。第4条は、交付を受けた会派・会の所属議員数に異動が生じた場合の規定でありまして、その都度精算することを定めたものでございます。第5条は、政務調査費の使途基準でございまして、市政に関する調査研究のための経費以外には使用できない旨の規定でございます。第6条は、交付を受けた会派・会に経理責任者を置くことを定めたものでございます。第7条は、収支報告書の提出を義務づける規定でございます。第8条は、政務調査費の返還について定めたもので、各会派・会において交付を受けた額に残額が生じた場合、返還しなければならない旨を規定したものでございます。第9条は、収支報告書の保存及び閲覧についてでございまして、政務調査費の透明性の確保に努めたものでございます。第10条は、条例の施行についての委任規定でございます。附則といたしまして、この条例の施行期日を平成13年4月1日とするものです。  以上、本案につきましてよろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託の省略 ○議長(佐藤孝夫) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。      ◎ 議 案 上 程  議会議案第2号 高齢者及び障害者の雇用促進を求める意見書 ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第12、議会議案第2号を議題といたします。      ◎ 提案理由の説明 ○議長(佐藤孝夫) 朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。  9番石川宏議員。 ◎9番(石川宏) 議会議案第2号 高齢者及び障害者の雇用促進を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  議会議案第2号につきまして、お手元の議案書をごらんいただきたいと思います。本議案の提出者は、私、石川宏、賛成者は半田栄、井野文人、山田隆史、荻原一雄、岡島喜男、上村信行であります。長期の景気低迷が続く中で、完全失業率は悪化の一途をたどっており、特に65歳前後の高齢者や障害者の雇用状況は、さらに厳しい状況にあります。男女雇用機会均等法によって、求人時に男女を指定することはできなくなったものの、平成11年11月の日本労働研究機構の調査によりますと、中途採用の募集条件に年齢制限を設けている企業の割合は約90%であり、上限年齢の平均は41.1歳となっております。一方、心身障害者の民間企業における実雇用率は、法定雇用率1.8%を依然として下回っている状況であります。今後、少子・高齢社会を展望したときに、女性や高齢者及び障害者等の雇用を促進し、我が国の労働力不足や、それに伴う社会保障制度の危機に対応することが求められており、そのための方法として定年制の延長や継続雇用等の諸対策を進めるとともに、高齢者に対する雇用上の年齢制限を見直し、高齢者雇用の門戸を広くすることが必要であります。こうしたことから、政府においては雇用における年齢を理由とした採用、昇進、昇給等の差別の禁止をうたった、米国の「年齢差別禁止法」を参考に、高齢者に対する年齢制限の緩和を促進するための法制度の整備など、あらゆる方策を講ずるべきでありますし、また障害者の雇用問題につきましても、政府に対してより実効性のある対策を打ち出すよう求めるため、本意見書を内閣総理大臣及び厚生労働大臣に提出しようとするものであります。  以上、本案につきましてよろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより質疑に入ります。  ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託の省略 ○議長(佐藤孝夫) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(佐藤孝夫) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
         ◎ 表     決 ○議長(佐藤孝夫) これより採決いたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(佐藤孝夫) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。      ◎ 国際友好親善派遣について ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第13、国際友好親善派遣についてを議題といたします。  このたび、アメリカ合衆国都市及び中華人民共和国都市との友好親善のため、お手元に配付してあります文書のとおり、鈴木信昭議員ほか8名及び斉藤幸拓議員ほか6名を派遣いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) ご異議なしと認めます。  よって、鈴木信昭議員ほか8名及び斉藤幸拓議員ほか6名の国際友好親善派遣は承認されました。      ◎ 閉会中の継続審査の件               閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書  本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第103条の規定により申し出ます。  平成13年3月21日                               厚生文教常任委員長 小 林 耕 作 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 1 事  件 請願第14号 太田市介護保険制度の改善を求めることについて 2 理  由 なお検討を要するため ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第14、閉会中の継続審査の件を議題といたします。  厚生文教委員長から目下委員会において審査中の事件につき、会議規則第103条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) ご異議なしと認めます。  よって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。      ◎ 特別委員会継続調査の件               閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書  本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第103条の規定により申し出ます。  平成13年3月21日                             渡良瀬川鉱害特別委員長 川 岸 富 男 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 1 事  件 渡良瀬川鉱害の実態を調査研究し、その根絶に資することについて 2 理  由 なお継続調査を要するため               閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書  本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第103条の規定により申し出ます。  平成13年3月21日                          太田駅周辺整備調査特別委員長 野 村 忠次郎 太田市議会議長   佐 藤 孝 夫  様                        記 1 事  件 太田駅周辺を中核とした市街地の整備事業及び連続立体交差事業等の諸政策について調査研究し、有機的かつ総合的な施策に資することについて 2 理  由 なお継続調査を要するため ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第15、特別委員会継続調査の件を議題といたします。  渡良瀬川鉱害特別委員長、太田駅周辺整備調査特別委員長から目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第103条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。  委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) ご異議なしと認めます。  よって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。      ◎ 特定事件の閉会中継続調査の付託             閉 会 中 継 続 調 査 申 出 一 覧 表 ┌─────────┬───────────────────────────────────┐ │ 委 員 会 名 │         件               名         │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 議会運営委員会 │ 1 議会の運営に関する事項について                 │ │         │ 2 議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について    │ │         │ 3 議長の諮問に関する事項について                 │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 総務企画委員会 │ 1 市有財産管理状況について                    │ │         │ 2 市税の適正課税と収納率の向上について              │ │         │ 3 行財政の実態について                      │ │         │ 4 市行政の総合企画について                    │ │         │ 5 行政改革の推進について                     │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 厚生文教委員会 │ 1 住民サービスの向上と生涯学習の充実について           │ │         │ 2 スポーツ・芸術文化の普及振興について              │ │         │ 3 交通安全対策と公共交通体系の拡充について            │ │         │ 4 介護サービスと高齢者・障害者福祉諸施策について         │ │         │ 5 学校教育の充実と少子社会への対応について            │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 産業環境委員会 │ 1 産業基盤の整備及び技術・流通の高度化について          │ │         │ 2 労働力の確保及び勤労者福祉の充実について            │ │         │ 3 観光資源の整備拡充について                   │ │         │ 4 環境の保全及び衛生施設の整備について              │ │         │ 5 下水道施設の整備、維持管理について               │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 都市建設委員会 │ 1 都市計画事業の進捗について                   │ │         │ 2 北関東自動車道の関連施策について                │ │         │ 3 道路及び公園等の整備、維持管理について             │ │         │ 4 公営住宅建設及び大規模開発事業について             │ │         │ 5 水道事業の今後の見通しについて                 │ └─────────┴───────────────────────────────────┘ ○議長(佐藤孝夫) 次に日程第16、特定事件の閉会中の継続調査を議題といたします。  議会運営委員長及び各常任委員長から目下委員会において調査中の事件につき、会議規則第103条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。
     お諮りいたします。  委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(佐藤孝夫) ご異議なしと認めます。  よって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。      ◎ 議長不信任の動議      (市川隆康議員「議長」と呼ぶ) ○議長(佐藤孝夫) 3番市川隆康議員。 ◆3番(市川隆康) 佐藤孝夫太田市議会議長不信任動議を提出いたします。      (「賛成」の声なし) ○議長(佐藤孝夫) 市川議員から不信任の動議がありましたが、所定の賛成者がおりませんので、この動議は成立せず、会議を続けます。      ◎ 議長あいさつ ○議長(佐藤孝夫) 平成13年3月定例市議会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  本定例会は2月26日に開会され、平成13年度予算をはじめ、多くの重要案件を25日間にわたって本会議及び委員会を通じて熱心なご審議を賜り、本日ここに無事に閉会の運びとなったわけでありますが、特に議長といたしまして、各議会における議員各位の多大なご協力と理事者各位のご努力に対しまして、深く敬意を表する次第であります。私たちは申すまでもなく、14万9,000有余の市民の負託にこたえるべく、使命達成のために日ごろ努力しているところでございます。特に、今日は非常に厳しい経済情勢という制約の中におきまして、質の高い行財政運営の必要性や開かれた行政運営が強く求められておるところであります。このような中にありまして、今定例会におきましては総括質疑、予算審議、あるいは条例等の審査を通じて、各議員から多くの貴重な意見・提言がありました。理事者各位におかれましては、平成13年度予算をはじめ、今定例会におきまして成立を見ました各議案等の執行に当たっては、議会における意見・要望等を十分に尊重していただき、市政の発展のためにより一層のご努力をお願い申し上げる次第であります。また、議会といたしましても21世紀の太田市の発展に向けて一丸となって施策の推進を図っていかなければならないと考えております。そしてまた、長年にわたり本市行政のためご尽力をいただきまして、めでたく定年、あるいは勇退で今3月限りで退職されます職員各位に対しましては、深甚なる感謝を申し上げる次第でございます。さらに、私事でありますが、上村副議長をはじめ、本日まで皆様から寄せられました私に対する温かいご支援、ご協力に対しまして、衷心よりお礼を申し上げる次第であります。  結びに当たりまして、太田市のますますのご繁栄と議員及び理事者各位のご活躍、そしてまたご健勝をお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。誠にありがとうございました。      ◎ 市長あいさつ ○議長(佐藤孝夫) 続きまして、市長からごあいさつがあります。  清水市長。 ◎市長(清水聖義) 3月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  去る2月26日から本日まで25日間、大変長い期間にわたって平成13年度の一般会計、各特別会計、水道事業会計及び下水道事業等会計の予算につきまして、また多くの議案につきまして大変慎重、熱心にご審議をいただきました。本日は、ここに全議案の議決をいただきまして心から感謝を申し上げる次第であります。議論の中にありましたように、新年度も非常に厳しい経済環境にありますし、また地方自治体においてもその厳しさはまともに風を受けるという感じであります。これからも、全職員一丸となって行財政システムの改革に積極的に取り組み、行政サービスの向上と品質の高いサービスを市民に提供するよう全力を傾注してまいる所存であります。  今年度の予算につきましては、ご議論がありましたように、行政改革というのが大きなテーマであります。特に、毎度お話をしていますように、市債の発行額については要注意でありますので、我々も圧縮に努めていきたい。あるいはまた職員採用、義務的経費の中での人件費というのは注目すべき項目でありますので、これについても従来どおりの取り組みをやっていきたいと常に思っているところであります。また、行政管理公社等につきましてもご議論がありますように、始めるわけでありまして、我々としては必ずいい結果が出ると思っていますけれども、まずい点があれば当然変えていくわけでありまして、ぜひしっかりとこの公社そのものを目的どおり動かしてみたいと思っていますので、ご注目いただきますようお願いします。また、ぐあいの悪い点がありましたらご指摘いただければ大変ありがたいとも思っております。今回のテーマのもう1点は、環境問題であります。ISO14000というのを基本にしまして、環境基本条例、あるいはまた溶融炉の実証運転、あるいは平地林の問題等、環境問題に関して重点項目として今回は取り上げさせていただきました。  また、ITは政府の指導にもよるわけでございますけれども、ただいま講習会事業を行えるようにパソコンの整備のご議決をいただいたわけでありますが、今年度は約4,400人を講習対象としていきたい。ボランティアの皆さん方にも大変お世話になるわけでありますが、これを成功させていきたい。「まるごとITタウン」というのがあるわけですけれども、これも余り全国でやっている事業ではありませんけれども、太田市内を地域インターネットで結んで、特に高齢者とか、あるいは障害者とか、こういう方々のためにこれを十二分に使っていくということをやっていきたいと思っているところであります。それらについて、本当に一生懸命ご議論いただきました。私どもも皆さん方の貴重なご提言や、ご指摘いただいた点について十分加味しながら行政執行をやっていきたいと思っております。  いずれにしましても、税金であります。税金をいただいて我々が運営するわけですから、税金の大切なことを私どもは肝に銘じながら効率的、効果的な行財政運営を図りまして、21世紀の元気のあるまち太田市をつくっていきたい、全力で取り組んでまいりたいと考えております。今後ともご指導、ご鞭撻をいただきますよう心からお願い申し上げまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。      ◎ 閉     会 ○議長(佐藤孝夫) 以上をもちまして今定例会の議事すべてを終了いたしましたので、これをもって閉会いたします。                                      午後3時20分閉会       地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         太田市議会議長    佐   藤   孝   夫         太田市議会副議長   上   村   信   行         太田市議会議員    尾   内   謙   一         太田市議会議員    濱   田   光   雄...